【闘病育児日記4】出生後に見つかった新たな疾患

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娘の疾患は1つだけではありませんでした。


・・・・・・

深くて短い眠りから覚めたとき、

小児外科の教授K先生が病室に入ってきた。




私:「娘、どうしたんですか?出生後しばらく経過観察して、いいタイミングで手術やなかったでしたよね?」

K先生:「娘さん、産まれてすぐ検査したら、十二指腸だけやなくて、食道も繋がってませんでした。
こっちの方がやっかいで、放っといたら命に関わるから、緊急手術しました。
同時に十二指腸も繋げました。メッケル憩室もありました。消化器全部隅から隅まで見て確認しました。
手を付けたのはその3カ所。キレイに洗浄してお腹に戻したからね。
命に別状はありません。術中の出血はヤクルト1本くらい。手術自体は成功しましたよ。」



・・・
なんか盛りだくさんで、わけがわからない。
ぼんやりとした意識を必死でシャキっとさせながら話を聞く。

と同時に心臓がバクバク。
毛穴全開、鳥肌が立って、冷や汗が出る。



私:「で、娘は・・・?」

K先生:「命に別状はない。生きる力のあるお子さんやね。たくさんの赤ちゃんを手術しているからわかるんです。
この子は大丈夫でしょう」



よかった。

よかった。

よかった。


娘は助かった。

ちょっとだけ安心した。


まだ心臓はバクバクしていたけど。




続く