【闘病育児日記9】産まれてからは神経のセンサーは120%

1日3回の面会ができるPICU。 

小児外科の領域。

 

そこは産科からとても遠い場所にある。

新生児室はすぐそこにあるのに、

そこには娘(K)はいない。

 

産後直後の体を

ひきずるようにして

1日3回 PICUに向かう。

 

いつもドキドキしていた。

会いたくないような、会いたいような…

でも、

Kを1人にしておくのが嫌だった。

かわいそうな気がした。

Kを1人で戦わせているような気がした。

 

そして…

Kが生きているか、確認したかった。

 

私が会いに行かないと、

Kは死んでしまうかもしれない。

と思い始めていた。

 

自分の産科の個室も

『トントン』と扉がなるたび

ドキドキした。

 

『お母さん、Kちゃん急変です!!!』

 

って看護師さんやドクターがドタバタ

病室に入ってくることを

いつも強烈にイメージした。 

だから入院中もほとんど眠れなかった。

 

それくらい

私の神経のスイッチは24時間ズーーーッと

オンのままだった。 

 

『私がちゃんとしないと娘は死ぬ』  

 

という妄想もこの辺りから

芽生え始めたのである。