【闘病育児日記10】PICUの面会。意識のない娘に私がやっていたこと
産後のお母さんは忙しい。
産後直後から
オムツ・授乳・抱っこ・沐浴
お見舞いに来てくれた人への対応など。
ゆっくり寝てはいられない。
私はと言うと、やはり例に漏れず、
1日8回の搾乳と3回のPICU面会で
1日はあっという間に過ぎていった。
でも、オムツ・抱っこ・沐浴の時間はない。
そのかわりにあるのがPICUへ意識のないKの面会だ。
だいたい1時間くらい。
長居すると術後の処置の邪魔になるからだ。
麻酔で眠らされているKとは
目も合わないし泣かないし動かない。
たくさんの管に繋がれて絶対安静だからもちろん抱っこもしてはならなかった。
私はお母さんが赤ちゃんにしてあげられるすべての事ができず。
そんな中どのように1時間、1日3時間をPICUで過ごしていたのかというと、
ただ隣で座って見つめて
手をにぎったり頭をなでたり
そして話しかけてあげることだけをしていた。
「おはよう」「今日はいい天気やで」「がんばってるな」「痛くないか?」
「今日は廊下で◯◯さんに会ったわ」「先生よくしてくれてうれしいなあ」
ただただ話しかけた。
意識のない娘にきっと届いていると信じて・・・。